2023年末、『劇場版 ポールプリンセス!!』を観に繰り返し劇場に通っていた中で、他にも何か観ようと思って浮かんだのが本作『屋根裏のラジャー』。 予告からも、想像上の友人「イマジナリーフレンド」を題材とした作品であることは知っていました。 イマジナリーフレンドとは架空の、現実に直接的には影響を及ぼせない存在であり、「物語」もまた、架空の、現実に直接影響を及ぼすことはできない存在。 必然的にイマジナリーフレンドについて語る物語はメタ的な要素を持つことになります。 2023年のイマジナリーフレンドを扱った某作品*1をちょうど思い出していたのもあって、本作を観てみることにしました。
本記事はその感想記事になります。 一度視聴したのみなので、記憶違いな部分もあるかもしれません。 また、一部核心に触れる部分もあるのでご注意ください。
- 『屋根裏のラジャー』とは?
- 想像上の世界と、現実と、どちらにも影響を及ぼせないイマジナリ
- 傘というキーアイテム
- イマジナリは(そして物語は)無力なのか?
*1:『ワールドダイスター』